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コラム#8 ☆心に残る言葉(その2)「成長するとき」

新しい職場で、プロジェクトリーダーとして業務改革に取り組む毎日。
社外の協力スタッフ3名と部下2名を抱え、深夜残業と休日出勤が続きました。

家庭と仕事の両立がどんなに大変なことか、皆わかってくれているのだろうか?
こんなに必死に頑張っている私を本当に評価してくれているのだろうか?
やっぱり、こんな仕事、引き受けなければよかった・・・。

自分は能力不足なんだと自分を追い込んだり、きっと私が仕事を投げ出して辞めるのを待っているのではないか?と被害妄想したり・・・
ストレスはフルスロットル、MAXでした。

そんなある日。

新任の取締役員が着任し、歓迎会が開かれました。
その新任取締役員は、私の横に座られました。
ストレスが頂点に達していた私は、日ごろの不平不満、仕事上の悩み、ついには毎日が嫌で嫌でたまらない!と愚痴をこぼしてしまいました。

若気のあやまち。
歓迎の場で、はじめての出逢いを祝福されるべき立場にいらした方に、あろうことか期待して赴任してきた新しい職場の愚痴を延々お聞かせしてしまいました。
今思えば、本当に失礼なことをしてしまったと恥じ入るばかりですが・・・

しかし、その方は私の愚痴をうなずきながら辛抱強く聞いてくださり、そして笑顔でこうおっしゃいました。

  「悩んでいるときが、一番成長しているときなんだよ。」

そのときは、その言葉の意味が解りませんでした。
それどころか、
 「私の気持ちなんか解ってもらえない。」
 「人ごとのように思っているだけじゃない!」

マイナス思考でしか、ものごとを受け止められなかったのです。

それから、10年経ちました。
ようやく、役員の方の言葉の意味が解ったのです。

自分にとっての「問題」

「トラブル」と考えるならば Help me!!

解決されるべきものですが、「問題」ではなく「課題」である、
と視点を変えて捉えれば、

 "Exercise"

「練習」です。


今、若者たちの悩みの相談を受ける立場になり

  「悩んでいるときが、一番成長しているときですよ」

と伝えています。

人生では、ひとつの問題が解決してもまた新たな問題が発生するもの。

「この課題をクリアしたら、また成長できる」
と思えるようになれば人生は楽しいものになってきます。

ひとが成長するための「課題」は贈りものです。


人生勉強ですね。

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CM(0) | TB(0) 2008.02.18(Mon) 16:35

コラム#7 ☆心に残る言葉(その1)「お前は小さな歯車になれ」

20代の後半、OL時代の頃の話です。

ちょっと昔、結婚退職や出産退職が女性にとって寿退職と呼ばれた時代です。
下の子どもが誕生して仕事に復帰し、家庭と仕事の両立に日々奮闘。
社会は男女雇用均等法が実施された頃でした。
10年近く務めて慣れ親しんだ職場から配置移動。
今にして思えば無我夢中の青春時代でした。

新しい職場では、プロジェクトリーダーのポジションを与えられ、業務改革に取り組む日々でした。
家庭での妻・親としての役割と、職場の責任感の重さに、心理的に大きな負担を抱えていました。
会社が多額の予算を組んだ5ヵ年プロジェクトのリーダーを全うできる自信などこれっぽっちもありませんでした。
ましてや、小さな子どもを抱えながら職場での重責を両立できる自信などありませんでした。
能力もない私になにができる?
企業戦士として会社に命を捧げる気持ちもありませんでした。

途中で投げ出すようなことになれば会社には迷惑がかかる。
そんなことなら、いっそ辞退しよう、もう会社を辞めよう・・・。

どうするべきかと悩み葛藤するよりも、正直、逃げたかったのです。
新しい職場で、相談できる仲間もいませんでした。

仕事がスタートする前に辞めようと決心し、担当課長に申し出ました。
  「責任感が強い」私。
  「完全主義」の私。
そんな「私」が申し送りされていたのかどうか・・・


「会社組織は、時計の歯車のようなものだ。」
と課長が説明を始められました。

歯車には、大きな歯車もあれば、小さな歯車もある。
歯車の中には、故障したときに他の歯車に影響を与える歯車もあれば、与えない歯車もある。
また、大きな歯車が小さな歯車を動かす、というのではない。
小さい歯車でも大きな歯車を動かすことができる。
要となるのは、実は小さな歯車だ。

「お前は小さな歯車になれ!」

お前は人を動かせばいいのだ。それがお前の役目なんだ。

そう言われてはじめて、それまでの葛藤が消え、肩の荷が下りたような感じがしました。


松本課長 ありがとうございました。

CM(0) | TB(0) 2008.02.18(Mon) 16:14

コラム#6 ☆芸は身を助ける

筝曲家井上優子師との出逢いのお話。

私は、自分の成人式のお祝いに「自分が一生続ける趣味」を自分にプレゼンにしようと思いたちました。
「芸は身を助ける」というから、もしもの老後に備えて今からコツコツ身につけておこうと考えたのでした。
小さいとき、ピアノを習っていましたが嫌々習っていたので当然上達もせず・・・「ネコふんじゃった」しか弾けません。
お料理・お裁縫・お花・習字・編み物・着付けなど、いろいろ多趣味ではあったもののコレといって突き進みたいと感じるものはありませんでした。

そんなある日、趣味は日常生活の延長ではなく非現実的なものがよい、ナリモノ(音が鳴るもの)にしたほうがいい、と誰かに言われたことを思い出しました。
それと、結婚支度にと親が用意してくれた着物がタンスの肥やしにならないように、着物を着てできるものがいいな・・・と考えました。
なぜかしら、今まで直に見たことも聴いたこともない「おこと」がいいと、ふと思いました。
幸い近くに有名な先生がいると聞きつけ、井上優子師の門を叩いたのです。
当時の私には、日本伝統文化の格やしきたりなどは何ひとつ身についてはいませんでした。
簡単な気持ちでお稽古を始めたいと思ったのですが、「お稽古ごと」とは技を学ぶことではなくて、「師の生き方、道理」を学ぶのだと解ったのはずいぶん後のことでした。

師にはじめてお目にかかったとき、
「なぜ二十歳から筝を習うのか?」と尋ねられました。
「一生の趣味にしたいと思っています」と答えると、
「筝は小さいときから習って、いよいよ筋があると期待しだすときに結婚や子育てなどで断念する人が多いものです。何があっても一生続ける、という気持ちならば入門を許可しましょう。もしも中途半端な考えならば、私の練習時間がもったいないから弟子として受け入れることはできません。」
ときっぱり言われました。

師の信念は、あらゆるところで感じることができました。

まず、「楽器は舞台で使用できる高いお筝を買ってください。」と言われました。
その当時の私の年収に相当する金額のお筝が注文されました。
安いお筝を買ったら「安いからまあいいか」とお稽古を辞めてしまうことになる。
最高のお筝を買ったら、辞めずに絶対に続けようと思う。
それに、将来いいお筝に買い換えようと思っても、高いお筝はなかなか買えないもの。なんでも最初の志が大事なのだということを教えられました。

そして結婚が決まったときには「夫になる人を連れてきなさい」と言われました。
そして、夫は、結婚の条件として「なにがあってもお筝を辞めろと言わないこと」「協力をすること」を約束させられました。
そんな訳で、ひとり目の子どもができても、二人目の子どもができても、産後一年だけのお休みをいただき、かれこれ30年になります。
「継続は力なり」という言葉の意味を身をもって感じています。


あるとき、師に「『芸は身を助ける』ってどういう意味か知っている?」と尋ねられました。辞書には、「道楽でおぼえた芸が、おちぶれたときなどに生計をたてるのに役立つ」と書かれていますが、師の教えはまったく違うものでした。

「人生には、いろいろな出来事があるもの。苦しいときや悲しいとき、没頭する趣味があれば、打ちひしがれる思いに自分が負けることなく、心の支えになるでしょう。」

師は愛するお母様を亡くされたとき、心にポッカリ穴が空いてしまったそうです。その悲しみを、お筝を弾くことで乗り越えられたと、ご自分の感情をお筝で律することができたと自らの経験を話してくださいました。

私がお筝をはじめた動機は、老後の生計に役立てばという思いであったことを思い出し、とても恥ずかしく思いました。

師の教えのとおり、私にとって筝は、心のバロメーターになっています。
心の状態がそのまま音に反映され、自分の心の状態を知る手がかりとなります。
また、心を落ち着かせたいときや、集中力を養うことにも役立っています。
今は、筝という楽器を通して、いかに自己表現できるか?人に感動を与える音楽を演奏できるか?という課題に日々挑戦しています。

いくつになっても師の技に追いつくことはできず、いくつになっても師の生き方に教えられることばかり。でも越えることのできない素晴らしき師との出逢いに、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

CM(0) | TB(0) 2008.02.17(Sun) 00:01

3月1日、ちょっと早めのひなまつり

『ひなまつり特別セミナー』を開催します。 ⇒開催は終了しています。

 親子で楽しいコミュニケーション
     お花でぼんぼりを作ろう!

  であそぼ
    であそぼ

花と色



フラワーアレンジメントに色彩心理を組み合わせた楽しい講座です。
親子のコミュニケーションを深める工夫をした、ちょっとおどろきのフラワーレッスンです。
選んだ花の色や形から、今の気持ちがわかったり・・・?!
子育てに役立つ色の話 伝統からまなぶマナーやお花の情報もいっぱいです。

上の写真のようなアレンジメントを作ります。
できあがった作品はもちろん、お持ち帰りいただけます!



【開催概要】
日時: 平成20年3月1日(土) 13:30~15:00
場所: 京都府女性総合センター 交流スペース 
      住所:京都市南区新町九条上ル 京都テルサ東館2F
      会場アクセス:http://www.kyoto-terrsa.or.jp/access.html

主催:小林祐子(フラワーデザイナー)、竹村英子(色彩心理カウンセラー)
共催:京都府女性総合センター

参加費用: 1組 ¥1,800 (花、お菓子、お茶代込み)

 15組限定、定員に達し次第締切らせていただきます。
 お早めにお申し込みください!
    ※参加の際は「はさみ」をご持参ください。

対象: 幼児/小学生 と 保護者(お母さん、お父さん以外も大歓迎です)

お問い合わせ: 電話 075-751-8296 FAX 050-3107-5695

お申し込み方法:
  ・ 参加者のお名前
  ・ 連絡先 
  ・ お電話番号 
を明記の上、050-3107-5695までFAXでお申し込みいただくか、
同内容を当ブログの「お問い合わせ」ページからメール送信してください。
 
 ※開催は終了しています。

件名は「ひなまつり参加希望」としてください。


小林裕子さんの活動はこちらをご覧ください。
 ⇒ 小林工芸株式会社
CM(0) | TB(0) 2008.02.14(Thu) 18:55

コラム#5 ☆無償の愛(親子編)

夢祐斎先生のお話。

祐斎先生のお母様は92歳。和歌山在住。90歳までひとり暮らしだったそうです。
少し足が弱くなってきたので、2年前から施設に入居されたそうです。

そんなお母様を思い、京都嵐山から毎月1回、和歌山のお母様に会いにいかれるそうです。
祐斎先生はスピード違反が多く、あと2点だそうです。
京都から和歌山に入って、母との距離が近づくと思わず早く会いたい想いが強くなり、アクセルを踏みこんでしまうそうです。

  「スピード違反は全部、和歌山なんですよ。」

さりげなくおっしゃるその言葉に、母を想う息子の無償の愛を感じました。

好いた惚れたの恋人同士なら、よくある話。
しかし、92歳の母を愛おしく、一刻も早く会いたいと心が騒ぎ出す感情。
息子を想う母の心を察してこそ、愛の連鎖があるのだろうと感動しました。
私は自分の親にそのような感情を持って接していないな・・・。
しかし、母は祐斎先生の母と同じ想いで私を待ってくれているんだ・・・
私も祐斎先生を見習おう。
もっと親を大切に優しく接しようと心に決めました。


子育ては無償の愛。
感性高く個性溢れる祐斎56歳。
今でも子どものように無邪気で自由奔放に振舞われるお姿から、やんちゃな子ども時代を想像させられます。

いつくになっても親は子どもが可愛いもの。
どうしているかと心配するほど可愛い。
そして、子どもがいくつになっても親子の関係は親子。
母が子どもを愛し続ける・・・子どもが親を愛し続ける・・・
最愛のコミュニケーション。


世の中で大成した人の共通点。
 ・親を大切にする人
 ・何事にも感謝の気持ちを忘れない人

そんな人になりたい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢祐斎先生のサイトはここをクリック!
先生がつむぐ『和の美』の世界をぜひご覧ください。

CM(0) | TB(0) 2008.02.10(Sun) 17:00

コラム#4 ☆私の好きな色

私の好きな色はピンク色です。

なぜ私はピンクが好きなのか?
その理由が解ったのは、父の死がきっかけでした。

私の父は封建的で厳格な人柄でした。
でも幼稚園の頃の思い出の中では優しい父親。
特に印象深いのは、一緒にお風呂に入っていろいろな昔話をしてくれたこと、汗がタラタラ出てもじーっと浸かって聴いていました。
体が温もると今度は、膝のうえに仰向けに抱きかかえられて、頭をまるくまるく撫でながら目に石鹸が入らないように洗い流してくれる優しい父でした。

しかし、小学校の頃から、躾というか、口やかましくお説教されることが多くなり、その頃からなぜか父とのよい思い出はなく、父のことは嫌いになっていました。
父も母も仕事人で、家族仲良く団欒という記憶はありませんが、クリスマスやお正月、入学式やお祭りなど、行事ごとの家族の写真は残っています。

今思えば、ひとり娘の私を嫁に出しても恥ずかしくないように育てようという親心だったと思うのですが、私のイメージでは、優しい父ではなく、厳しい父。
愛してもらえていないと思っていたのでしょう。

  「父なんて大嫌い。父みたいな人とは結婚しないから。」

成長とともに、私の心は父への反発心でいっぱいになっていきました。
また、父も表向き厳格な性格ですから、優しく接することが下手で、娘から嫌いって言われることに寂しい思いをしていたのでしょうね。
結婚するときも父からの反対に先手を打って、

  「あなたに私の結婚を反対する権利はありません」って手紙を書きました。


そして後年、父が入院しているときに

  「人生で一番悲しかったことは、結婚のときのお前からの手紙や」

とボソッと私に言いました。
それから数日後、父は旅立ちました。


数ヶ月後、ふと立ち寄った美術画廊でピンクのコスモスの花の絵に心惹かれ、なぜかむしょうに欲しくなりました。
作者はスペイン生まれの画家で、色彩心理の巨匠と呼ばれていると店員さんから説明を受け、他にも青・黄・紫と同じ花の色違いの絵を見せてくださいました。
根っからピンク大好き人間の私ならすんなりピンクの花を選ぶはずなのに、なぜか黄色の花の絵にも心が惹かれ、どちらにするか迷いはじめてしまいました。
ふたつの絵を並べて飾ってもらい眺めていると、ふたつでひとつ、ワンセットとして私の心にとどまるのです。
・・・結局ピンクと黄色、2枚の絵を買ってしまいました。

父の人生で一番悲しかったことが気にかかり、亡き父との思い出を回想する日々が続いていた頃です。
買ってしまった2枚の絵は、別々の部屋に飾ってもいいやと思っていたのですが、どうしても2枚並べて飾らないと気持ちが落ち着きません。
なんでかなぁと思いつつ2枚の絵を眺めているとき、ふと小学校低学年の頃の記憶が思い出されました。

ある日、父が旅行に行ってお土産を買ってきてくれました。
可愛いピンク色で、透き通るような生地のスカーフでした。
私はそのスカーフを花嫁のベールのように頭に巻きつけ、

  「私の宝物。これお嫁さんになるときにもっていくから!」

ってヒラヒラさせながら部屋中を走り回って喜びました。
そんな私を本当に嬉しそうな顔で父が見ている・・・そんな記憶の一コマです。


色彩心理では、「黄色」は厳格な父親のカラーイメージのひとつ。
子どもの頃の私は、本当は父が好きで、もっともっと愛して欲しいと思っているのに、素直に表現できず、父なんて嫌い!と反発することで「もっと見て!」と訴えていたのです。

ですが、私にとって父は黄色ではなく、
  「父=ピンク色のスカーフ」
だったのだと気づきました。
ピンク大好きというのは、「父大好き」というサインだったのです。
だから、黄色とピンク色の絵は、私にとってワンセット。
その意味も解りました。

父は言葉に出して愛情表現してくれなかったけど、私はたっぷりの愛情に包まれていたのです。
今は亡き父にとても感謝しています。

ありがとう。大好きです。


☆ピンクバージョン
花の額pink


☆黄色バージョン
花の額yellow
CM(0) | TB(0) 2008.02.09(Sat) 17:05

コラム#3 ☆こどもが感じる不安

小学校3年、学級懇談でのできごと。

息子の授業参観のあと、学級懇談会に参加しました。
教室の小さな机と椅子を輪にして、開始を待っていたのですが、ふと見ると教室のうしろには子どもたちが描いた絵が一面に貼ってありました。
うちの息子の絵はどこかな・・・?と探しているとき、ある一枚の絵が目にとまりました。

いわゆる「不安」を示す色、不安カラーでいっぱいの絵。
この子、何かあったのかしらと思いつつ・・・

10名ぐらいの保護者が集まり懇談会が始まりました。
担任の先生から、まずはひと言ずつ自己紹介をお願いします、と言われ、
「○○の親です」と自己紹介が始まりました。

何人目かのお母さんが、

  「はじめまして、先月こちらに引っ越してきた○○です。
   まだ、何もわからず不安いっぱいですが、どうかよろしくお願いします。」

と挨拶されました。

  (あ・・・。)

さっき、気になった絵を描いた子のお母さんだとわかりました。
同時に、その子の不安カラーの原因がわかりました。

転校してきて、何より、お母さんが不安だったのです。
だから、子どもも不安だったのだと。
引越しにともなう一過性の「不安」ならまず心配はないだろう、次第に慣れていくだろうし・・・。

そう思う一方で、

  お母さんは、子どもが不安に感じてること、理解しているかなぁ・・・?

そのほうが心配になりました。

CM(0) | TB(0) 2008.02.01(Fri) 17:42

コラム#2 ☆ピンク色の服

視覚障害者の方とのエピソード。

ある日、色彩の講座依頼がきました。
一年に4回、1回2時間の講座。
参加者は約20名とのこと。

さらに聞いてみると、盲目の方を含む目の不自由な人たちのグループ。
「色を教えてください。」

どうしていいかわからなかったので、一瞬、断ろうと思いました。
しかし、来るものは拒まず、去るものは追わずの精神でやってきた私じゃないか!
気持ちを切り替え、挑戦しようと決心しました。

初回の講義ではまず、みなさんが何を望んでるのか?を聞きたくて、徹底的にヒアリングしようとの思いで望みました。
とはいえ、私は不安いっぱいで頭が真っ白・・・。
みなさんにはきっと、私が何か特別なものを見るような意識でいたこと、見透かされていたように思います。

しかし、会場に現れたみなさんは、笑顔で明るく、互いに言いたいことを言い合って、本音でつき合っている「仲間」でした。

ミシンを習って服をつくったこと。
旅行に行ったこと。
今からしたいこと。
口々に、本当に楽しそうにいつまでも続きそうな笑談・・・。
ガイドさんに手を引いてもらいながら、ガイドさんとのやりとりも言いたい放題!
何ごとにも興味津々、勉強熱心なんだなぁ、ってつくづく感心しました。
頭が下がる思いでした。

『何か特別なものを見るような意識でいた』自分が恥ずかしくなりました。
そして、正直に、私の気持ちを伝えました。

まず、視覚障害者と関わるのは初めてで、どのように接したらいいかわからないこと。
次に、視覚障害を持つ方を対象に色を教えたことがないので、何をどうしたらいいのかわからない、ということ。
講師として呼ばれたとはいえ、みなさんは年齢的にも人生の先輩、私のほうが教えていただく側だと感じました。

そんな経緯で始まった講座の名前は「みだしなみ教室」。
外見の色、似合う色やメイクだけでなく、色を通じて「こころのみだしなみ」を考えるカリキュラムを提案したところ快諾いただき、今年で4年目になります。


毎回、ピンクの服を着てこられるお洒落なご婦人がいらっしゃいます。
すごくお似合いなので、ある時、

  「ピンク色お好きですか?」

と尋ねたところ、返ってきたお答えは

  「別に好きじゃない・・・」

好きじゃないのになんで??
毎回ピンク色をお召しになるのはなぜかと尋ねたところ、

  「私がピンクを着ると、皆『可愛いい!』って喜んでくださるから!」

  「・・・!!・・・」

ご婦人は、「相手」が喜んでくれることを考えてピンクの服を選んでらした・・・
言葉がありませんでした。


ピンクは『幸福の色』、『若返りの色』ともいわれています。
好きになってほしいなぁ・・・。

CM(0) | TB(0) 2008.02.01(Fri) 17:35
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Author

cocoiro

(株)AccuCOM
ライフデザイン事業部
事業部長・取締役
竹村英子

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